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ミニマリストの食事日記 

新米ASKAファンです。「究極ズボラ&料理嫌いでもカンタンに・ローコストで・高エネルギーな食」を探究中。生きるための原始的な力をとり戻すブログ。2015年の初め、突然の心停止...からの人生リスタート。Uターン移住記・初めての海外ひとり旅マニュアル・海外滞在記も。

坂口恭平著 『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』と、山谷の思い出


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『ミニマリストの食事日記』はローコスト・カンタンでありながら"上質"な食事法を紹介しています。超ズボラ・料理嫌い・1人暮らしの方向きなので、ぜひ生活スタイルに合わせて取り入れてみてください♪

自分が「無職&無一文の状態で都会の真ん中に立っている」ことを
イメージして、そこから生活を創っていく。
著者の坂口さんの、臨場感バツグンの語り口。
解説をしてくれつつ、ときどき絶妙な問いかけも入り
自ずと「自分で考える」形になる、読むワークショップな1冊!

 

いつ、何が起こるかわからない。
以前だったら他人事というか、自分には起こらないだろうと思えたことも
そうではないのだと感じる今日この頃。

この本には、都市部で、食べもののみならず
生活に必要なあらゆるものを自分で手に入れ
自分の仕事(ナリワイ)で生きる路上生活者たちの生き方が描かれて
います。
人としての能力が "目覚めている" 感じなんです。

 

 

印象に残ったところ

 

坂口さんが「多摩川のロビンソン・クルーソー」と呼んでいる方の
10ページにわたる語り、何十回読んでも味わい深いです!

家づくり、雨水の活用、お酒づくり、インフラに頼らない生活
畑の肥料のこと、廃品回収、そして天気予報や洪水の予測(!)まで
彼のサバイバル能力の高さを思い知らされます。

言葉のごく一部を引用します。

 

東京にいるにもかかわらず、自然と一体化した生活をしています。
柿、栗、梅は、今では毎年どれも実がなります。といっても
ただ育てているわけではありません。
柿の木も、放っておくだけではよい実がならない。

(中略)

畑を耕し、そこでは菜の花、きゅうり、トマト、モロヘイヤ
さやえんどう、つるむらさき、小松菜、にんにく、たまねぎなど
多くの野菜を育てています。
うちのにんにくを食べたら、他のものは食べられませんよ。

(中略)


私は毎日、自然から多くのことを教わっています。
人間には、自然に同化できる人と同化できない人がいる。
同化できるというのは、ある種の能力だと思います。
もちろん、自然相手の作業は、成功ばかりではない。
失敗も多く体験するわけです。
そのときに、ああでもない、こうでもないと試行錯誤をする。
そうやって少しずつ、こいつは今何が欲しいのか
どうしてもらいたいのか、と考えるようになる。
そういう意味では、この多摩川の自然の中で生きさせて
もらっているという意識でいます。
精神的に落ち着くことができる生活だと思います。

 

坂口さんの言葉。

 

人間の思考に「エネルギー保存の法則」はあてはまらない。
思考すればするだけ、人間は無限に創造的な生活をすることができる。
そこには、私利私欲を越えて社会をよくしようと試みる芸術家の
本質的な仕事を観ることができる。
 根源的な意味で家を建て、生活を行い、自分にしかできない仕事を
するということ。
それはすべての人間に与えられた可能性であり、かつ
すべての人間は芸術家であるということの証明となるだろう。

 

ぼくが繰り返し言う都市型狩猟採集生活というのは
ただの路上生活のことではない。
最終的な目標は、自分の頭で考え、独自の生活、仕事を創り出す
ことにある。

 

 

10年前、山谷で炊き出しを

 

山谷とは、日雇い労働者やホームレスの方が多く住む、都内北部の俗称。
私は炊き出し(おにぎりや味噌汁などをホームレスの方に振る舞う)の
ボランティアに数回、参加したことがあります。

15人ぐらいのボランティアスタッフが集まり、衣類や石鹸、食事を
ホームレスの方々に配っていきます。
ひとつひとつのテントを覗き、声をかけ、おにぎりを渡すと
皆さんとても深々と頭を下げ、丁寧な言葉遣いで
お礼を言って下さったのが印象的です。

かなりクリエイティブな暮らしぶりが伺えるテント群もありました。

時々、人のものを盗ったり、ボランティアで配られたものを転売したり
する方もいるとのことでしたが、おおむね穏やかな方が多かったです。

私が数回で止めてしまったのは
ダウンコートの洗濯費用がかさんだこと(毎回洗濯しなくてはならなかった)
帰りに、人と密着する電車(山手線)に乗りにくかったこと
あと、何とも形容しがたい異常な疲れに襲われたからです。

しかしスタッフの中には、20年も活動を続けている方がいました。
言葉にできないぐらい凄いことです。


 

超絶おすすめの1冊。

 

 

 

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