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ミニマリストの食事日記 

新米ASKAファンです。「究極ズボラ&料理嫌いでもカンタンに・ローコストで・高エネルギーな食」を探究中。生きるための原始的な力をとり戻すブログ。2015年の初め、突然の心停止...からの人生リスタート。Uターン移住記・初めての海外ひとり旅マニュアル・海外滞在記も。

【過去】 私のUターン移住③ こんなプレイがあったとは...

自分ログ

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『ミニマリストの食事日記』はローコスト・カンタンでありながら"上質"な食事法を紹介しています。超ズボラ・料理嫌い・1人暮らしの方向きなので、ぜひ生活スタイルに合わせて取り入れてみてください♪

目覚めてから眠るまで、予想外のことは一つも起こらないと分かっていた。
それどころか笑うこともない、安らぐことも、私は周囲から隔絶されていた。
地元であるはずの、決して馴染むことが出来なさそうな土地
ここに "留学" しているのだと言い聞かせ、新しい素養も身につき始めていた、
足るを知り、ただ働き、食べる、大自然、身体も健康で、家族も
人生は私に、大切なものは全てあるじゃないかと説いている....

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(小さい頃に遊んだ公園。)


過去、20歳で上京。あの時は何もかも用意されていたかのようだった。
最初の1か月を待たずして、新しい友人達だけでなく恋人までできた。
昼は学生、夜は有楽町のスコッチ・バーで働く。
東京は思いのほか優しくあたたかく、最初から私の味方だった。

 

翻って今回のUターンはどうか、逆風なんてもんじゃない。
この道を進むことを、どうしても強いられているようだから耐えているのに
足を前に進めることすらできない....

でもそんな中にもひとつだけ、私に優しかったものがある。仕事だ。

 

ブラック企業の兆し それでも仕事だけが心の頼りだった



優しいといっても、ラクな仕事だったという意味ではなく
自分にとってやりがいのある、エキサイティングな内容だったということ。
私は新規事業の責任者で、立ち上げの準備に邁進することになっていた。

(この時期、仕事内容がたとえば退屈だったりしようものなら
 私は完全におかしくなっていたんじゃないかと思う。
 人生とはうまくできているものだ、ギリギリのバランスであっても。)

 


まずは新規事業を立ち上げる前に、別の仕事もした。
メールで全国の会社に営業をかけるのだという、要はDMのようなものだが
いざセールスとなれば私の文章とて少しは巧くもなる
なにしろ私の命運(東京へのカムバック)がかかっているのだ
時には送り先の会社に合わせて微妙に文面を変えさえしたが
そんなことよりも熱意、もとよりwin-winなプロジェクトであり
自信を持って薦めることのできるものだったので、がむしゃらにやった

営業のみではなく、事務も雑務も全て1人でこなしていたので
むしろ事務がメインという毎日だったが
電話は次々とかかってきて、2~3か月後には取引先は40件になっていた。

できることは勿論、何だってした。
てんやわんやの何でも屋、それでも都内の顧客のためになっている
その実感だけが、私を支えていた。

※外回りもせずメール等で営業....何だそれはと思う人もいるだろう
 私もそう思わないわけではなかったが、とにかくやるしかなかった。



堅苦しいと思っていた朝礼にも慣れ(最初は軍隊かと思った)
日々、社内に響く怒声の嵐も耳に入らず(もはや完全に受け入れていた)
東京からのUターンである私が、女性社員の嫉妬をかっていたと
聞かされても特に気にせず(嫉妬?この私を!?ただ東京にいたことで?)
仕事だけに集中した。


同僚。ひとりずつを見れば間違いなくいい人であるはずなのだが
ひとたび集団になれば、女性特有の意地悪いモードに変貌した
こちらも東京生活8年、きつい言葉返しをするなど簡単だったが
ここでひたすら風雪に耐えてきた人々に、東京で呑気に遊んでいた私が
どうして立ち向かうことができようか
自分は少しの風ですぐに倒れる木のようなものであり
ここでは誰にも負けるのだ



東京では少人数制で、まるでサークルのような環境でワイワイ働いてきた。
オフの時間はBar、サーフィン、皇居でのランニング、楽しそうなイベント
時には二丁目のゲイバーにも、人生とはこういうものであり
これから更に楽しくなる予定だった、当時周りにいた先輩達のように。


それが今、気がついたら軍隊、元々こういう制度の内側にいて
一度は入らなければならないのだと自分を騙し
これまで出したことのない強い力で、グッと腹をくくる。


ただ仕事だけが頼りだった。
自分がどういう場所にいるのか、もう骨身にしみてわかっていたけれど。