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ミニマリストの食事日記 

新米ASKAファンです。「究極ズボラ&料理嫌いでもカンタンに・ローコストで・高エネルギーな食」を探究中。生きるための原始的な力をとり戻すブログ。2015年の初め、突然の心停止...からの人生リスタート。Uターン移住記・初めての海外ひとり旅マニュアル・海外滞在記も。

西園寺マキエ著 『稼がない男。』 今でこそHotな話題だけれど、17年前から!?


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『ミニマリストの食事日記』はローコスト・カンタンでありながら"上質"な食事法を紹介しています。超ズボラ・料理嫌い・1人暮らしの方向きなので、ぜひ生活スタイルに合わせて取り入れてみてください♪

久しぶりに、凄い勢いで読みました。40代後半のカップルの実話。
ヨシオは「金は生きる上で最低限でいい」という価値観で
定職に就かずに生きるフリーター。
マキエは実家のビルの多大な借金を背負ったフリーライター。
結婚も同棲もせず、恋人同士としての17年を綴った本でした。

今でこそ、皆が「自分が本当に求める生き方」をし始め
半リタイア、隠居、海外移住みたいな自由な生き方がHotだけれど
これをバブル時代から貫き続けるとは凄いものです。

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(図書館にあると知った時は大興奮でした...!)

 


こんな衝撃的な始まり方をされたら、文字通り寝食を忘れて
読んでしまいます。


はじめに 稼がない男。では、ダメなのか?

私の彼氏は、今年で48歳になる正真正銘の中高年フリーターだ。
1日約6時間、週に5日働いて、給料は月に手取りで約11万円。
年収にして150万円に満たない。
 彼は大学を卒業後、一度は正社員として有名企業に就職したものの
約1年で辞めてしまい、それからずっと、フリーターで生計を
立ててきた。要するに、自らフリーターの道を選んだ男なのだ。
彼はいま現在、確かにビンボーで金に不自由することはあるものの
なんだかんだ言って、けっこう楽しそうに日々を過ごしている。

 そんなフリーターの彼と私がつきあい始めたのは、お互いが
31歳の時。結婚する気も、同棲する気もない彼と
私は17年もつきあい続けてきた。
 ひとつ断っておくと、私は「結婚なんてしなくてもいい」と
思っているタイプの女でも「どんな貧乏でも愛さえあれば
耐えてみせます」というタイプの女でもない。
 普通で考えたら、そんなカップルが長続きするはずがない。

 


結婚も同棲もせず、また恋人の窮地も100%静観?
実家に入れる家賃は5000円?洗濯は親が....!? と
読んでいてかなり驚き、イライラする部分もありました。
こんなに野太い暮らし方をする人も、珍しいのではないでしょうか。
(ヨシオのほう。)

でも読んでいると、どこかでズルしたり、人にたかったり
そういう甘い道にはしっかり一線をひき、クリアに生きている
姿が見えてきます。

甘いモノ、恋愛、セックス、宗教、パチンコ、タバコ
インターネットなど、何かに依存している感じもないので
この人、すごい自立しているんじゃ...?とだんだん思えてきます。
強い人だ、と。
(大人は、基本的に何か1つには依存しているのだそう。
 私にもあります。)


恋人が何を言おうと、どれだけ試練が起ころうと
自分の生きたいように生きる、というのに
ビタ一文たりとも妥協しないという姿は
恋愛相手としては、ここまで厳しい人もそうそういない。

女性側としては、まず受け入れられる状況ではありませんが
もともと結婚願望の強かったマキエは
そんなヨシオを面白く観察し、寄り添うようになり
逞しく自立した "稼ぐ女" になっていきます。
マキエさん、尋常ならざる足腰の強さ。


自分には到底できないことだとは思いましたが
勉強になる部分、取り入れたいと思う部分は多かったです。



以下、印象に残った部分です。

 

結婚はしない、子供は作らない、一緒に住まない
お金は稼がない、その上、絵を描くのは自分に任せてほしい
なんて、なんて勝手なんだろうと、私は思った。

 

「いや、オレに言わせれば、自分らしく生きて
 自分をまっとうしたいという意識が、みんな低すぎる気が
 してならない。」

 

「みんなが踊らされている舞台っていうのは
 資本主義経済ってこと?」

「まあね。でも、そんな単純なもんじゃない。
 それも舞台装置のひとつなのかな。
 だから、俺はできるだけ踊らされずに、生物としての
 自分をまっとうしたいのさ。そのための道しるべは、本来、
 自分の中にしかない。
 なのにみんな、まわりばっかり見てるから
 そもそも自分がどうしたかったのかわからなくなるのさ。」

 

 

登場人物(友人)もすごい...。
いろんな人が出てきます。

 

「それにしても、草間君は30まではバイトだけでしょ。
 その後も夫婦ふたりとも正社員じゃなくて、子供3人
 育てるのって大変じゃなかった?」

「いや、ぜんぜん、実はね、子供育てるのって
 そんなにお金なんかかからないんだよ。」

 



ローンを組んでこそ日々頑張れる
都心勤務なのに、家賃が安いので郊外に住み、2時間通勤
子どもは嫌いだけど、作らないと世間ズレしていくから...
子どもは嫌いだけど自分の成長のために...(と自分に言い聞かせる)

こういうのは自分には絶対にムリだと思っていて
巻き込まれまいとも思っていたけれど


そのわりには
「絶対に正社員でいなければいけない」
「ツアーじゃない形で海外に行くとか、一生できないんだろうな...」
「ブランクを取ることなんて、ありえないだろうな...」
「自宅でパンを焼いてみたいなあ...(そんな日は来ないんだろうな)」
と、ガチガチのがんじがらめでした。

これらの可能性はほぼ完全に捨てていて
自分のこととしては、考えていませんでした。

でも「絶対ムリだろうな」と思っていたことを
この2年間、どんどんやりました。全部やる勢いで。
12年間の正社員生活さえやめてしまいました。
(今みたいな時代になる前に、単独でやれと言われたら
 私は絶対にできなかったけど。)



何かを選んだひきかえに、何かを諦めるとか捨てる、ではなく
全部叶えている人は、私の周りにもチラホラいます。

本当に少しずつですが、私もひき続き目指していきます。